2022 反射式石油ストーブ

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反射式の石油ストーブの特徴

石油ストーブにも色々ありますが、大きく分けて「電気を使うタイプ」と「電気を使わないタイプ」に分けられます。
電気が必要:石油ファンヒーター、ポット式ストーブ。
電器が不要:反射式(対流式もある)の石油ストーブ。
ここでは「反射式の石油ストーブ」を取り上げています。

反射式の石油ストーブは、大体こんな形をしてます。ヤカンやおでん鍋を載せるのもお馴染み。

このストーブの良いところは・・・
  1. 電気を使わない。
    ファンが回ってないでの静か。
  2. 輻射熱が出る。
    ストーブ前面からの輻射熱を直接体に感じられる(焚き火と一緒)。
  3. 値段が安い。
    石油ファンヒーターなどと比較して値段が安いです。
  4. その他
    風が出ない、部屋が乾かない、壁際に置ける。

焚き火のような暖かさです。

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「1.電気を使わない」 とても静かで停電平気 「電気を使わない」と言うのは、現代では割と珍しいですが、これが結構な強みです。 電気を使わないため、ファンの音やポンプの音がせず、とても静かに燃えてくれます。 静かな仕事部屋にピッタリです。 もちろん停電なんて怖くありません(元々コンセントが不要)。 停電時でも黙って燃え続けてくれるし、夜だと結構明るくて、これも頼りになります。 「2.輻射熱が出る」 石油代の節約になる。 輻射熱が出るので、部屋全体を暖める必要が無く、結果、石油代の節約に繋がります(輻射熱の暖かさは焚き火に当たってる感じです)。 例えばコタツに入って背中から当てれば、汗が出るほど温かい。 部屋全体の温度を上げなくても、スポット的に暖かさを感じられるので、石油代の節約になります(もちろん対流分もあるので、徐々にではありますが部屋全体も暖まります)。 更にストーブの上にヤカンを載せておけば一日中お湯が使えます。おでんを載せておけば好きなときに熱々を頂けます(^^; 「3.値段が安い」 安くて長寿命です。 一般的な石油ファンヒーターだと1.5万円ぐらいですが、この手の電気を使わないタイプは1万円程度でも販売されています。 芯やヒーターは消耗品ですが(時々自分で交換する)、割と寿命が長いです。 「4.その他」 ファンが無いので風が出ず、部屋の空気が動かないのも快適です。 エアコンとはちがって部屋が乾かないので冬場は快適です。 また対流式と異なり、壁際に置けるのもなにげに便利です。 <ご注意> 良いことばかりのようですが、基本的に「ファンヒーターほど暖房力は強くない」です。 部屋全体を暖める能力はファンヒーターより劣るので「どの部屋で使うか」は考える必要があります。 対応可能な部屋の広さはおおよそ6~9畳程度ですが、部屋の構造次第で変わります(我が家は古民家で隙間だらけなので、南側の6畳部屋でのみ使っています)。
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今年の最新型を比較

反射式の石油ストーブは、遙か昔から有りますんで、なにも最新型を買う必要は無いと思いますが、あんまり古い機種を売ってないし、型落ちの製品でも千円程度しか安くならないようなので、最新型でも構わないかもです。
ここでは、トヨトミとコロナの最新型の6畳用の反射式石油ストーブを比較しています。

<ご注意>
デザイン・暖房能力(部屋の広さ)・タンク容量などに関しては比較していません(好みや事情が異なるので)。
同じような能力の製品の基本機能と付加機能などによって比較しています。

トヨトミとコロナ

反射式の石油ストーブのメーカーと言えば、とよとみ・コロナにアラジンを加えた3社です。
昔は三菱や松下(Panasonic)なんかも作ってたんですが、どこも撤退してしまったようで、現在ではこの3社が有名です。
なおアラジンは6畳用の製品を作っていないようなので、ここでは比較していません。

※私の個人的意見(偏見)ですが、安価な製品はどれも大差ないですが、高価格帯になると、性能的にはトヨトミ、コスパでコロナのようです。

トヨトミ RSV-230

トヨトミ製品ページ
木造家屋の6畳用です。
パチパチの電子点火です(ニクロム線での点火ではないので長持ち)。
「こぼれま栓」と言う、タンクを倒しても石油がこぼれない仕掛けがあります(倒す奴がいるらしい)。
消化時の消臭機能が付いてます。
高圧放電での点火用に単二乾電池を4本も必要とします。
サイズ:寸法(約)高さ45×幅42×奥行き33cm  重さ6.6Kg

※トヨトミには「でるでる芯」と言う、分解せずに芯を最後まで使い切る仕掛けがありますが、これを搭載したモデルは値段が高いのでここでは扱っていません。
RSV-230(Amazon)
1万円以下で買えます。
前モデルのRSX-230との値段差は千円ほどです。

コロナ RX-22YA

コロナ製品ページ
木造家屋の6畳用です。
ニクロム線での点火です(このパーツは消耗品)。
「よごれま栓」と言う、給油口がパカっと開く仕掛けがあるので手を汚しません。
消臭機能が付いてます。
乾電池は単一2本です。
サイズ:寸法(約)高さ47×幅45×奥行き32cm 重さ7.4Kg

※点火しなくなったら自分で修理するか、マッチで点火すれば良いです。
RX-22YA(Amazon)
こちらも1万円以下で買えます。

ファンヒーターと比較して

実際に購入するときに、ファンヒーターにするか反射式の石油ストーブにするかは悩みどころです。
値段も最安値の製品では5千円程度の違いだし。
結局、適材適所と言うことだと思います。
我が家ではあちこちの部屋で色々使ってますが、快適さで順番を付けるとすれば・・・
  • 一番快適なのはエアコン暖房
    ただし真冬になると能力不足で使えない。
  • 次が反射式の石油ストーブ
    広い部屋は厳しい。
    それに部屋全体を温めるにはサーキュレーターも必須。
  • 最後がファンヒーター
    ファンヒーターはどの部屋でもOKだし、サーキュレーターも不要です。
快適さを取るか、暖かさを取るか。
「快適で暖かい」のはセントラルヒーティングですが、前に住んでた家では使っていましたが、石油代が凄いことになりました。
隙間だらけの田舎の古民家には導入不可能でして、やはり「基本は石油ファンヒーター」にして、使える部屋には「反射式の石油ストーブ」と言うのが良いかと思います。
※もし煙突の設置が可能なら、ポット式のストーブ+サーキュレーターは、静かで暖かく最強です。

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